目次
お風呂のゴムパッキンのカビの落とし方を徹底解説!
頑固な汚れの落とし方も!
お風呂のゴムパッキンに生えるカビは頑固で落ちにくい上、きれいにしてもすぐに生えてきてしまいます。
湿気の多いお風呂場には季節を問わずカビが生えるので、お悩みの方も多いでしょう。
そこで本記事では、お風呂のゴムパッキンに生えたカビの落とし方や、なかなか落ちないときの対処法、カビの予防方法などを紹介します。
効率的にきれいなお風呂場を保ち、毎日を快適に過ごしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
お風呂のゴムパッキンにカビができる原因
お風呂のゴムパッキンにカビが生えやすいのはなぜなのでしょうか。
ここでは3つの原因を紹介します。
原因①湿度が高い
お風呂場は湿度が高く、カビが好む環境です。
小まめに水気を拭き取らなければ、カビが繁殖してしまいます。
特にゴムパッキンには壁を伝って落ちた水気がたまりやすいので、根元にまでカビが侵入し、頑固な汚れとなってしまいます。
原因②温度が高い
カビは温度が20度以上の環境で増殖します。
季節を問わず暖かいお風呂場は、カビの温床になりがちです。
冬場でも換気をしなければ暖かい状態が保たれるので、油断していると頑固なカビがゴムパッキンに根を張ってしまう可能性があります。
原因③せっけん、皮脂などの汚れ
カビはせっけんや皮脂などをエサにします。
お風呂場の壁に飛び散ったシャンプーやせっけんなどがゴムパッキンにたまると、もともと生えていたカビがさらに繁殖します。
何度掃除してもカビが生えてきてしまうのは、エサとなる汚れがたまっていることが原因かもしれません。
お風呂のゴムパッキンのカビの落とし方
お風呂のゴムパッキンにカビが生えたら、以下の手順で落としましょう。
なお、ゴム手袋やマスク、めがねを着けて、洗剤やカビを体内に取り込まないよう対策してから取りかかると安心です。
・お風呂のドアを閉め、窓を開けるか換気扇をつけて換気する
・ゴムパッキンにカビ取り剤を塗布する
・お風呂場から出てしばらく放置したら、シャワーでしっかりと洗い流す
・さらに換気してお風呂場の湿気を逃がす
カビ取り剤を使う際は、注意書きに書かれている内容を読み、書かれている以外の場所では使用しないでください。
鏡や浴槽に付いてしまったら、すぐに洗い流しましょう。
また洗剤を長時間放置するとゴムパッキンが痛んで劣化してしまうので、要注意です。
使用後は洗剤が残らないようよく洗い流して、換気します。
ゴムパッキンのカビの落とし方【お風呂の場所別】
続いては、場所別にゴムパッキンのカビを落とす方法を紹介します。
カビ取り剤は場所によって使い分けると効果を発揮するので、いくつか用意しておくのもおすすめです。
お風呂の場所①ドアのゴムパッキンのカビ
先述のようにゴムパッキンは壁を伝った水気がたまりやすく、特にカビが生えやすい場所です。
まずはお風呂場を換気して乾燥させるか、スキージーや乾いたタオルで壁とドア、ゴムパッキンの水気を拭き取りましょう。
窓を開けるか換気扇をつけ、乾いたゴムパッキンにカビ取り剤を塗布したら、しばらく放置します。
なお、ドアのゴムパッキンに使うカビ取り剤は泡スプレータイプでも、ジェルタイプでもどちらでも問題ありません。
カビ取り剤を塗布する際は、ドアの金具につかないよう注意してください。
変色やさびの原因となります。
説明書に書かれている時間の通りに放置したら、ブラシでこすり洗いしてからシャワーで洗い流します。
細かい部分を掃除できる専用の掃除用ブラシを使うか、歯ブラシでも代用できます。
このとき、ゴム手袋やマスク、めがねを着けてカビ取り剤に直接触れないよう注意しましょう。
あまり長い時間作業しているとめまいや吐き気をもよおす可能性があるので、軽くこすり洗いするのみに留めて、シャワーでしっかりと洗い流します。
最後に再び水気を拭き取り、換気したら掃除は完了です。
お風呂の場所②壁のゴムパッキンのカビ
壁のゴムパッキンもカビがたまりやすい場所です。
壁に飛び散った水気やせっけん、皮脂汚れが付着して、頑固なカビになることもあります。
壁の高い位置にカビが生えている場合は、スプレータイプのカビ取り剤よりも、ジェルタイプのカビ取り剤がおすすめです。
スプレータイプはジェルに比べて液剤が垂れ落ちてしまい、カビ部分に十分に浸透しない場合があります。また、スプレーした勢いで液剤が飛び跳ね、目に入ってしまうと危険です。
ジェルタイプであれば比較的垂れ落ちにくく、カビ部分にとどまってよく浸透します。
飛び跳ねる可能性も泡スプレータイプに比べれば低くなります。
掃除方法はドアのゴムパッキンのときと同じように、まずスキージーや乾いたタオルで水気を拭き取ります。
換気した状態でゴムパッキンにカビ取り剤を塗布し、決められた時間だけ放置します。
ただし、目よりも高いところに使う際は、柄の付いたスポンジやブラシにカビ取り剤を付けて、こすりつけるようにして掃除します。
ゴーグルを着けておくと、万が一飛び跳ねたときにも安心です。
最後にシャワーでよく洗い流し、再び水気を拭き取り、換気をして掃除は終わりです。
なおシャワーで洗い流す際も、目よりも高いところには強い勢いのシャワーをかけると危険です。
残ったカビ取り剤が跳ねる可能性があるため、最初は弱い水圧のシャワーをそっとかけましょう。
ゴムパッキンのカビがカビ取り剤で落とせないときのポイント
カビ取り剤で掃除してもカビが落ちない場合は、使い方を誤っている可能性があります。
次で紹介する3つの方法を試してみてください。
ポイント①水気を取ってからカビ取り剤をかける
カビ取り剤を使用してもカビが落ちないときは、ゴムパッキンに水気が残っていないか確認してください。
先ほど紹介した方法で、カビ取り剤を使う前に壁やゴムパッキンの水気を拭き取る工程がありましたが、これはカビ取り剤の効果が半減しないようにするためです。
濡れたところにカビ取り剤を塗布すると、成分が薄まってしまい、十分な効果が出ない場合があります。
掃除してもあまりカビが落ちなかった場合は、水気を拭き取ってからカビ取り剤を使用してみましょう。
ポイント②カビ取り剤をしっかり密着させる
カビ取り剤が効かないときには、ゴムパッキンにカビ取り剤が密着しているか確認してください。
特に壁のゴムパッキンはカビ取り剤が液だれしやすく、十分に浸透していないことがあります。
壁に使うカビ取り剤は、泡スプレーに比べて粘度の高いジェルタイプがおすすめです。
ただし最近では高密着の泡スプレータイプも販売されているので、液だれに特化したものであればいずれのタイプでも問題ないでしょう。
ポイント③「非塩素系」のカビ取り剤は使わない
頑固なカビには、塩素系のカビ取り剤がおすすめです。
一般的なカビ取り剤は次亜塩素酸ナトリウムを主成分に作られている、いわゆる塩素系漂白剤です。
しかし中には非塩素系のカビ取り剤も販売されており、そのような洗剤には漂白効果がありません。
カビの菌を殺菌できても、カビの黒い色素を落とせないため、掃除してもきれいにならない可能性があります。
非塩素系のカビ取り剤は、塩素系特有のにおいが気になる方や、赤ちゃん・ペットがいてなるべく薬剤を使いたくない方にはおすすめですが、頑固なカビを落としたいときにはあまり向きません。
ゴムパッキンのカビがなかなか取れないときの対処法
ここまで紹介した掃除方法を試してもゴムパッキンのカビが取れないときは、次の方法を試してみましょう。
これで頑固なカビを撃退できるかもしれません。
対処法①ジェルタイプのカビ取り剤を使用する
頑固なカビには、ジェルタイプのカビ取り剤を使ってみましょう。
先述のように、なるべく液だれせずに成分を浸透させるには、ジェルタイプが効果的です。
さらに浸透力の強いジェルタイプのカビ取り剤であれば、なお良いでしょう。
例えばキュービックスクエアの「カビが取れる ジェル」であれば、高浸透のジェルがカビに素早く浸透し、ゴムパッキンを一度できれいに掃除できます。
対処法②キッチンペーパーやラップでカビをパックする
ゴムパッキンにカビ取り剤を塗布し、上からキッチンペーパーやラップをかける方法も効果的です。
カビ取り剤が液だれしなくなるので、カビに液剤がしっかりと浸透します。
以下で、キッチンペーパーとラップそれぞれを使った掃除の手順を紹介します。
なお、手袋とマスク、ゴーグルなどを着けて、換気しながら行ってください。
【キッチンペーパーを使った掃除方法】
カビ取り剤をゴムパッキンに塗布し、上からキッチンペーパーを貼り付ける
さらに上からカビ取り剤をかけて10分ほど置き、キッチンペーパーを剥がしてカビが取れているか確認する
カビが落ちていない場合はもう一度貼り付け、10~20分ほど置く
キッチンペーパーを剥がし、シャワーでよく洗い流す
最後に水気を拭き取り、乾かす
【ラップを使った掃除方法】
カビ取り剤をゴムパッキンに塗布し、上からラップを貼り付ける
30分~1時間ほど置いてラップを剥がし、シャワーでよく洗い流す
最後に水気を拭き取り、乾かす
ラップを使うとカビ取り剤が乾きにくくなるので、長い時間置けるようになります。
ただし、長時間カビ取り剤を放置するとゴムパッキンが変色したり、劣化したりする恐れがあるため、注意書きに書かれた時間を守りましょう。
お風呂のゴムパッキンのカビを掃除する際の注意点
お風呂のゴムパッキンのカビを掃除する際は、次の注意点を意識しましょう。
注意点①水気をしっかり拭き取る
先述のように、カビを掃除する際は水気を拭き取ってから行いましょう。
カビ取り剤が水で薄まると効果が弱まってしまいます。
また水気を拭き取ってからカビ取り剤を塗布すると、液剤が浸透しやすくなり、カビ取り剤の本来の効果が発揮されます。
さらに、お風呂場の湿度を下げてカビを増殖させないために、掃除後も水気を拭き取り、よく乾燥させるのがおすすめです。
注意点②混ぜるな危険!
塩素系のカビ取り剤と酸性洗剤は混ぜない!
塩素系のカビ取り剤を使う際は、酸性洗剤と混ざらないよう十分に注意してください。
混ぜると毒性のあるガスが発生し、人体に悪影響が及びます。
故意に混ぜなくとも、塩素系のカビ取り剤を使う前後に酸性の洗剤を使うと、すすぎ残したところからガスが発生する可能性もあります。
安全のため、塩素系のカビ取り剤と酸性洗剤は別々の日に使いましょう。
また、どちらを使用する際も必ず換気することが大切です。
注意点③場合によっては交換も検討
何度掃除してもカビが取れない場合は、ゴムパッキンの交換を検討しましょう。
ゴムパッキンは、劣化すると切れたりひび割れたりして内部に水気が入り込みやすくなります。
どうしてもカビが生えやすい環境になるので、掃除では解決できない可能性があります。
また何度も掃除しているとさらに劣化を早めてしまうので、思い切って交換した方が良いでしょう。
ゴムパッキンのカビを予防する方法3選
ゴムパッキンのカビをきれいに掃除しても、予防しなければまた生えてきてしまいます。
以下の3つの予防方法を紹介するので、毎日の習慣にしてカビの生えにくい環境を作りましょう。
予防法①お風呂上がりに熱湯をかける
お風呂上がりに壁やドア、ゴムパッキンに熱湯をかけておくと、カビの予防になります。
カビはせっけんや皮脂汚れをエサにして増えるので、熱湯をかけて溶かすことで繁殖を防げます。
また、熱湯をかけた後に冷水をかけると、お風呂場の温度が下がり、カビの発生を抑えられます。
なお熱湯をかける際は、やけどに注意しながら行いましょう。
予防法②お風呂上がりにしっかり水気を取る
お風呂上がりに水気を取るのも、カビを予防するのに有効な手段です。
カビは高温多湿の環境を好むので、お風呂上がりにスキージーや乾いたタオルで壁やドア、ゴムパッキンの水気を拭き取り、カビが生えないよう予防しましょう。
先ほど紹介した、熱湯をかけた後に冷水をかける方法を行ってから水気を拭き取ることで、より予防効果が高まります。
予防法③毎日換気をする
基本的に換気は毎日、できれば24時間行いましょう。
カビは湿気の多い場所に生えるので、換気を常に行うことで発生を抑えられます。
換気扇は付けっ放しにしておくのがおすすめです。
換気扇をつけても湿気がなくならない場合は、換気扇の汚れや故障が考えられます。
掃除をしてみたり、専門の修理業者へ依頼したりして、根本からカビの生えにくい環境を整えましょう。
お風呂のゴムパッキンのカビ対策には「カビが取れる」シリーズがおすすめ!
お風呂のゴムパッキンのカビを掃除する際は、キュービックスクエアの「カビが取れる」シリーズがおすすめです。
「カビが取れる ジェル」「カビが取れる 泡スプレー」の2タイプがあります。
どちらも次亜塩素酸を中心に、カビの菌と色素を分解する特殊成分が配合されており、頑固なカビに高い効果を発揮します。
「カビが取れる ジェル」は、増粘剤が入っていないので浸透率が高く、高濃度の除去成分がカビに素早く浸透します。
ジェルなので液剤が広がりすぎず、ゴムパッキンなど細かい部分に塗布したいときに便利です。
塩素臭がほとんどしないので、掃除のときも快適です。
また「カビが取れる 泡スプレー」も同じ成分でできており、高濃度の泡がカビにしっかりと浸透します。
泡で出てくるので液剤が飛び散りにくく、広範囲のカビにまんべんなく使いたいときに適しています。
こちらも塩素系特有のにおいがしないので、苦手な方にも試してみていただきたい商品です。
商品ページ:
まとめ
本記事では、お風呂のゴムパッキンに生えたカビを落とす方法を紹介しました。
お風呂場は湿度と温度が高く、せっけんカスや皮脂汚れがたまりがちなので、カビが繁殖するには絶好の環境です。
特にゴムパッキンには水気やせっけんカスがたまりやすいため、カビが根を張ると落ちにくくなります。
掃除の際はお風呂場の水気をよく拭き取り、カビ取り剤がゴムパッキンに浸透しやすくなるよう工夫することが大切です。
なかなか落ちない頑固なカビには、キッチンペーパーやラップを使ってパックし、カビ取り剤を浸透させてみてください。
また掃除の後も水気をよく拭き取り、毎日換気することで、カビを予防できます。
毎日の掃除が難しいときには、入浴後にお風呂場の壁に熱湯をかけてせっけんや皮脂汚れを溶かし、その後冷水をかけてお風呂場の温度を下げることで、カビの予防になります。
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