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消臭とはどのような作用・定義のこと?

「消臭」と「脱臭」の違いについて知りたい方に向けて、消臭とはどのようなものか、脱臭との違いやメカニズムを解説します。

販売店の売り場に行くと「消臭剤」と「脱臭剤」の2種類があります。
消臭剤と脱臭剤はどのように違うのか、どちらが効果的なのかと悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
消臭剤も脱臭剤も、いずれも臭い解消に効果があるものです。
しかしメカニズムや作用が違うので、目的や用途にあったものを選ぶことが大切となります。

そこで今回の記事では、消臭とはどのような作用のことを指すのか、脱臭剤との違いも含めて解説していきます。
どちらのほうが自分の目的にあっているのか知りたい方であれば、記事を読んでいただくことで悩みが解消されるはずです。

消臭とは

消臭とは悪臭の原因となる成分に働きかけて、臭いのない状態にすることを指します。
悪臭の原因となる成分はまだ残ってはいるものの、原因成分から臭いが出なくなるのが「消臭」された状態です。
消臭では臭いの原因成分に対して化学的な作用を与えます。
化学的な作用により、臭いの分子に対して主に吸着・芳香・分解除去と3つのパターンを与えます※。

※参照: レファレンス協同データベース:レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

ただし市販の成分では、吸着と芳香に加え、殺菌作用を加えたものが多い傾向で分解除去はあまり見られません。
吸着と芳香の作用を持つ消臭剤は、悪臭の原因となる微生物を殺菌して、芳香で悪臭をカバーする効果が期待できます。
以上のように作用の効果により、臭いの分子が取り除かれ、臭いが気にならない状態にするのが消臭です。

こちらの記事では、除菌・殺菌・抗菌・滅菌の4つの観点から、作用を解説しています。身の回りを清潔に保ちたい方は、あわせてぜひご覧ください。

関連記事:除菌とはどのような作用のこと?定義を詳しく解説!

脱臭との違い

代表的な違いは次の3つです。

違い1:臭い成分に対する作用

脱臭と消臭とは、主に臭い成分に対する作用が違います。
消臭は原因成分に働きかけて化学的に悪臭のない状態にしますが、脱臭は悪臭の成分自体をその場から物理的に除去するのです。
脱臭剤はモノそのものが悪臭の原因成分を吸着したり除去したりするため、原因成分自体がなくなります。
しかし消臭剤は原因成分自体を除去せず、成分が臭いを放たないようにするものです。
臭いを軽減させるとの結果は同じですが、作用に違いがあります。

違い2:成分の広がり

成分が広い範囲に広がりやすい消臭成分に対して、脱臭成分は狭い範囲にのみ効果を発揮しやすい違いがあります。
脱臭剤は一定箇所にとどまり、周辺の臭いを吸着することが特徴です。
しかし消臭剤では空気中の広範囲に拡散された消臭成分が、臭い成分に能動的に働きかけます。

違い3:即効性

消臭剤は即効性が高いのに対し、脱臭剤は効きが遅めであることも違いのひとつです。
成分が広がりやすい消臭剤は、臭い成分対して自らが動いて働きかけられます。
しかしとどまっている脱臭剤は、臭い成分が脱臭剤に付着しないと効果が発揮されません。
つまり消臭とは部分的な悪臭をすぐに解消するのに対して、脱臭は周辺の臭いを、時間をかけて解消する作用を持ちます。
成分の広がりや動き方の違いにより、即効性も異なることに注意が必要です。

玄関の臭いが気になる方へ

玄関の臭いに困っている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

玄関には、靴箱や雨具な臭いの原因となるものが多くあります。
下記の記事では、そんな悩みを持った方に是非読んでほしい、原因と改善方法を解説していますのであわせて参考にしてください。

関連記事:玄関が臭いのはなぜ?予防策とともに解説!

消臭とは「臭い自体を消す」こと!脱臭との違いを知って活用を

いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことで消臭とは何か、脱臭との違いも含めてご理解いただけたと思います。
消臭と脱臭はメカニズムが違います。
もし臭いへの即効性を求められているなら、Sourif(スリーフ)の「除菌消臭スプレー 」がおすすめです。