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家で焼肉すると臭くなる原因とその対処法

自宅で焼肉をするときに気になる、お肉や煙の臭い。
室内に臭いをこもらせないためには換気をしっかりとする必要がありますが、空気清浄機と組み合わせたり、ドアを閉め切ったりする方法もあります。

ここでは、家での焼肉で部屋が臭くなってしまう原因と、臭いがついてしまった場合の対処法を紹介します。

家で焼肉すると臭くなる原因

自宅などで焼肉をするときに気になる「臭い」の問題。
焼肉の焦げたにおい、脂っぽいにおいなどさまざまな臭いが部屋に充満し、しばらく臭いが残ってしまいます。

焼肉の前後では換気を十分に行う必要がありますが、それ以外にも臭いの原因や対処法を知っておく必要があります。
家で焼肉をしたときになぜ臭くなるのかについてみていきましょう。

煙臭さによるもの

焼肉をすると、お肉や野菜などが強い火で焼かれて煙が上がります。
煙の中には肉の脂やその他の成分が溶け込んでおり、ベタつきのある「油煙」と呼ばれる特殊な煙が発生します。

油煙は紙や木を燃やしたときの煙よりもベタついているため、髪の毛・布製品・洋服・部屋の壁紙・床材などにそれぞれ吸着し、臭いもその場に残ります。

単純に煙が臭いから部屋が臭うのではなく、「煙に含まれる脂などの成分がとどまっている状態」と考えるとわかりやすいでしょう。

油煙は脂を燃やしたときに出る煙のため、野菜やその他の脂を含まない食材の場合は問題ありません。
反対に、脂身や油分を多く含む食材、焼肉のたれを絡めて焼くと、油煙はさらに吸着しやすい状態になります。

脂はねによるもの

焼肉中は煙の発生とともに、テーブルまわりや洋服にたくさんの脂はねが起こります。
強火や水分を含む食材の焼肉、脂を多く含む部位を焼いたりすると、脂はねはさらに激しくなります。

脂が飛び散ると、テーブル・食器・クロス・洋服・カーペットなどの面に吸着します。
拭き取りまたは洗濯をしなければ脂を落とすことはできないため、放置しているとそのまま臭いが残ってしまいます。

焼肉する前の臭い対策

焼肉後の臭いには、脂はねによるテーブルまわりの汚れと、部屋全体に充満する煙の臭さが原因です。
ここからは、焼肉をする前に行っておきたい臭い対策についてみていきましょう。

新聞紙や布を敷く

飛び散った脂や油煙は布や紙に吸着するため、汚れても構わない新聞紙や布を周辺に敷いておきましょう。
新聞紙はあとから処分しなければなりませんが、布は洗濯をして再利用できます。

衣類が汚れないようにエプロンをつけることも対策になりますし、ホットプレートやグリルの周辺に大きめの布(クロス)を敷く方法もあります。
床まで飛び散る可能性がある場合は、床まわりにも新聞紙や布を置いておくと安心です。

油煙が気になる場合は、丸洗いが可能なマットレスやカーテンを使うなど、事前に対策を行うこともできますね。

部屋の換気をする

焼肉中から焼肉後まで、一定時間部屋の換気を行いましょう。
窓を開けて窓の方向にサーキュレーターや扇風機を向けると、部屋の中の空気を外に逃がすことができます。

扇風機やサーキュレーターが使えない場合は、2ヶ所以上の窓を開けて対角線を作ると、空気の通り道ができます。
ただし、エアコンのように空気を吸い込んでしまう空調設備は油煙ごと吸い込んでしまうため、空気を外に逃がすほうがおすすめです。

空気清浄機を稼働させる場合は、臭いのすぐ近くに設置して作動させましょう。
空気清浄機は油煙を吸い込んでもフィルターが取り替えやすいもの、または掃除しやすいものを選ぶと便利です。

使わない部屋のドアを閉める

油煙は焼肉を行っている部屋から外に出ていき、あらゆる場所に吸着します。
リビングで焼肉をする場合は他の部屋に油煙が流れていかないように、他の部屋のドアを閉めた状態で行いましょう。

煙はわずかな隙間からでも外に出ていってしまうため、ドアを閉めると同時に焼肉をする部屋はしっかりと換気し、換気扇や空気清浄機などもあわせて使うようにしましょう。

部屋同士にドアや仕切りがなくつながっている間取りの場合は、焼肉をキッチン周辺で行い、同時に換気扇も回して油煙の飛散を抑えるようにします。
臭いがついて困るものの上に布や新聞紙をかける対策も効果的です。

煙が少ない調理器具を使う

無煙ロースター(吸煙グリル)と呼ばれる、煙の発生を抑えられる調理器具を使うことで、油煙の発生を防ぐことができます。
脂はねの少ないホットプレートなどもおすすめです。

無煙ロースターの場合、食材を焼いているときに発生する煙をその場で吸い込んでしまいます。
ファンを回すだけで油煙が吸い込まれるため、部屋中に広がる心配が少なく、換気や空気清浄機と組み合わせることでさらに効果を発揮します。

遠赤外線士気の無縁ロースターは火で炙るのではなく、遠赤外線の力で食材をじわじわと加熱するものです。
下からではなく上から食材を温めるため食材にしっかり火が通り、脂はねも少なく抑えられます。

濡れタオルを空気中で回す

タオルを水やお湯に浸し、硬く絞ります。
そのタオルを油煙が発生した部屋の中で振り回すと、空気中にただよう煙や脂をまとめて吸着してくれます。

水に消臭効果が期待できない場合は、消臭効果のある緑茶を含ませて硬く絞るか、消臭スプレーを吹き付けて湿らせた状態で振り回すと良いでしょう。

家が焼肉臭くなった時の対処法

家が焼肉臭くなってしまったときは、消臭対策を行って臭いを解消しましょう。
換気や拭き掃除など、いくつか応急処置としてできることがありますので、詳しくみていきましょう。

一定時間換気をする

焼肉中は煙が充満しないようにしっかりと部屋の換気をする必要がありますが、焼肉後も臭いは残り続けるため、食事後も一定時間換気を続けましょう。

室内の臭いは、どれだけの時間換気を続けていたかによって変化します。
十分に換気を行っていれば、臭いを含んだ油煙は外に出ていくため、室内に吸着して残る心配がありません。

焼肉後も30分以上、換気扇や空気清浄機を回すようにします。
窓も1ヶ所〜2ヶ所開けておき(焼肉を行った部屋以外のドアは閉めたまま)空気が抜けられる通り道を作りましょう。

床やテーブルの拭き掃除

焼肉中に周辺に飛び散った脂やタレからも臭いは立ちのぼります。
臭いが染み付いた部分は換気とは別に臭いが残るため、きれいに掃除を行いましょう。

食事後はテーブルまわり、床をきれいに拭き掃除し、こぼしたところも濡れたふきんや雑巾で拭き取ってから乾拭きを行います。
焼肉中に使ったクロスやマットレスは新しい清潔なものに取り替えてください。

消臭スプレーを使う

消臭スプレーは、掃除前・掃除後のどちらにも使える便利なアイテムです。

焼肉後の拭き掃除で、汁や脂はねを拭き取ったところに消臭スプレーを吹きかけ、その上から乾拭きをすることで消臭ができます。

空間にも使える消臭スプレーは、油煙が残っている部屋に吹きかけて使います。
臭いを吸着してくれるので、換気をしてもなかなか臭いがとれないときには消臭スプレーが役に立ちます。

関連記事:消臭とはどのような作用・定義のこと?

焼肉していなくても部屋が臭う方へ

焼肉をしていなくても、日頃から臭いが気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
下記の記事では、部屋が臭い原因とその対処法について解説しています。ぜひ参考にしてください。

関連記事:部屋が臭い原因とその対処法

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は焼肉による臭いの原因と臭いの発生場所、対策方法について紹介しました。
普段から丸洗いができるカーペットやクロス、カーテンなどを使うことはもちろん、消臭スプレーなど気軽に消臭ができるアイテムも揃えておくと良いでしょう。

「Sourif(スリーフ)」は部屋やトイレなど臭いの発生する場所をリフレッシュできる除菌消臭スプレー です。
空間消臭にも活用でき、人工的な香料を使用していないため、焼肉後の消臭にも活用できます。